第76回 さんすい会  講師:常田 勝男氏

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第76回 「さんすい会」

日時:平成27年12月16日(水) 19:00~20:00

場所:名駅サテライト(MSAT)

講師:常田 勝男(理・電気S56年卒)

演題:『翔べ日の丸ジェット~世界の航空機市場に挑む人々~』

はじめに ~MRJが飛んだ日~ として国産ジェットMRJの初飛行が三菱航空機と三菱重工業により20151111日名古屋空港で成功したことを報告されました。

その後、雑学として、エアクラフトギャラリー AIRCRAFT GALLERY と称して、

ホンダジェット HondaJetの紹介から始まり、大型機AIRBUS A380、BOEING B747-400、B777-300、A340-600、中型機B787、B767-300、A330-200、小型機B737-400、A300-600R、BOMBARDIER DHC-8-Q402の紹介をした、その後、MRJのライバルのリージョナルジェットEMBRAERERJ-170・190・195、BOMBARDIER CRJ、ロシアのSSJ、中国のARJを紹介された。MRJサイズ比較や、小型ビジネスジェット、超音速機の中では名城大学 超音速滑走体の話題も提供し、速度比べ、客席数比べ、最大離陸重量比べ、航続距離比べ、JALの主な使用機材、ANAの主な使用機材、日本国内のリージョナル機の現状を報告されました。

【歴史】

そもそも戦前は飛行機大国だったとして、1903年12月17日アメリカのライト兄弟フライヤー1号が有人飛行を実現する12年前に海軍で模型飛行機は飛ばしているが周りの理解が得られず有人飛行に予算がつかなかった話、大宝時代に入ると研究が進み、戦時下で技術開花し日本は航空大国になっていく。ゼロ戦は1万機生産した。100万人の雇用を生み出していた。

【空白の7年間】

戦後、GHQによる航空禁止令が7年間続いた。その間にジェットエンジンの技術革新が進み、ジェットエンジン革命がおこった最初の7年、日本は完全に世界かた取り残された、すっかり立ち遅れた、日本の航空機産業は消滅、現在ではブラジルに完全に負けている、中国、ロシアもある。カナダも新型を出してくる、ほんとに翔べるのか、YS-11は寄せ集め 赤字 コストダウンできなかった競争に負けた。その後は下請け仕事に徹し、ボーイング、エアバス、ボンバルディア、エンブラエルの仕事をしてきた。国産化で、MRJコスト50億円 新幹線1車両と同じ、

【苦戦する営業状況】受注状況400機程度、エンブラの新型600機以上の受注があり負けている。

ボンバルディア新型はMRJと同じエンジンP&Wを出してくる。競争に勝てるのか。MRJ機器70%は海外製、何が日本のものづくりか、もともとMRJは国家プロジェクトに三菱重工が手をあげた、YS-11の失敗を二度とおこさない

【三菱重工の決意】 三重県松阪工場 コンプレッサー生産設備の移転 枇杷島とインディアナへ兵庫県神戸工場 造船事業移転 愛知県飛島工場 ボーイング737生産設備 海外移転ベトナム工場新設 愛知県小牧南工場 豊山町から小牧空港隣地譲り受け最終組立工場新設 

【政府、自治体の取り組み】

日本の飛行機産業のメッカを名古屋空港周辺につくる愛知県の航空機産業育成プラン 日本のツゥールーズ、シアトルにする 航空宇宙産業特区税制優遇 

【コストダウン】量産工場の紹介 三重県松阪工場 部品 兵庫県神戸工場 主翼 愛知県飛島工場 胴体 愛知県小牧南工場 完成 名古屋空港 飛行試験 北九州空港 飛行試験

このようにして世界の航空機市場に挑む人々がいることを報告した。愛知県だけでなく全国に裾野が広い産業だけにオールジャパンで応援してほしいと思います。



さんすい会 常田.JPG


更新日:2015年12月16日